沖縄って県外の人からすると、「沖縄は南国だから冬でも暖かいんでしょう?」と思われがちですよね。少なくとも島ないちゃーの私は、沖縄に引っ越しするまでは冬でも暖かいと思っていました。けど、実際に住んでみると冬は風が冷たくて体感温度が意外と低くて寒いです。こんな時はついつい車で移動してみたり家に引きこもってしまいがちですが、この時期は外を歩くのが苦じゃないんです。
冬以外の沖縄は紫外線がきついとか真夏なんか暑くて外になんか居たくない!1分でも早くクーラーの効いた室内に移動したいって思います。そんな訳で歩き回っても暑くないし日焼けもしない寒い時期限定。「世界の味を那覇で食べ歩く」というのはいかがでしょうか?
沖縄CLIPの『
【特別企画】ブロガーさん教えて!”夏だけじゃない”沖縄の魅力特集』に参加させて頂きたいと思います。(
http://okinawaclip.com/ja/detail/798)
那覇の国際通り周辺には様々な飲食店があります。沖縄料理のお店、居酒屋、ステーキ、ラーメン・・・とにかく色々。その中には世界各国の料理が楽しめるお店がいくつかあります。沖縄に住んでいると「国際通りは観光客が多いからなぁ」と避けてしまうという地元の人もいますけれど、この時期の国際通りは観光トップシーズンと比べたら人が少ないかなと思いますので、この機会に歩いてみると新しい発見があるかと思います。
まずはめずらしいモロッコ雑貨が買えるお店が併設されたカフェへ。
国際通りの松尾交差点から那覇高校向けに歩いて行くと右手にある
Lampです。青いドアがかわいい入り口。ガラスから見える店内にはカラフルな布や雑貨が色々飾られています。雑貨好きの女子(私)はテンション上がります。(沖縄CLIPでの紹介はこちら→
☆)
お店に入るとモロッコを中心とした中近東の雑貨が置いてあり、
奥のアーチをくぐるとカフェスペースがあります。
オーナーの西田綾子さんが旅をして集めた雑貨は、
中近東のものが多く、モロッコ、トルコ、チュニジアから
買付けたかわいい商品が並びます。
モロッコのアルミランプシェード、マルシェバッグから
スザンニと呼ばれるウズベキスタンの女性たちが手刺繍した布など、
雑貨好きの女子はつい買いたくなってしまうアイテムばかり。
(出典/写真:沖縄CLIP)
私が特に気になっているのがモロッコグラス。モロッコで飲まれるお茶でミントティーがありますが、そのミントティーを入れるグラスです。これがデザインがかわいくて集めたくなるのですが、種類がいくつかあるのでどれにしようと迷ってしまうのです。温かいミントティーを注ぐグラスだから耐熱なのかな?カフェのメニューでミントティーがあるので、今度飲んでみたいな。
奥にカフェスペースがあるので、そちらでランチを頂きました。
那覇の都会のなかにあるオアシスが
コンセプトのカフェスペース。
カフェには旅に関する書籍も多数あり、旅の休憩地としても利用できる
本当にゆっくりと休憩してもらえる場所を作りたかったそう。
沖縄に旅した際には、国際通りの喧噪を抜けて
ひと休みできる貴重な存在となりそう。
(出典/写真:沖縄CLIP)
食事のメニューは日替わりのカレーとクスクスがあります。クスクスは世界最小のパスタというのは聞いたことがあったけれど食べたことがないから、ここはやっぱりクスクスを。クスクスはトマトソースとレモンクリームソースの2種類のソースから選べましたのでレモンクリームソースにしました。
クスクスとチキンのレモンクリーム煮です。お皿のデザインもかわいくて素敵。
これがクスクス!
クスクスは小麦粉から作る粒状の粉食で、発祥地は北アフリカから中東にかけての地域なのだそうです。パラリとした食感で、ほのかにレモンの香りがしたような気がしましたが、これはレモンクリーム煮の香りでクミンの香りなのかな?クスクスとレモンクリームソースを混ぜて頂きます。レモンクリーム煮はこってりしていないから食べやすくてとてもおいしい。レモンクリーム煮にはレモンが入っていました。見た目が玉ねぎっぽかったので、玉ねぎと思って食べたらレモンでした。煮込まれているからか全然酸味がなくて香りだけ。食感も生と違っていて面白かったです。調べてみたらモロッコ料理って塩レモンが使われているのですね。日本で話題になった塩レモンってモロッコ料理が由来?!と若干ブームに乗り遅れていた事に気がつきました(汗)何はともあれ初めてのクスクス、戸惑う事もなく(笑)おいしく頂きました。
カフェ時間にはドリンクとケーキのセットが楽しめます。異国の雰囲気を味わいながらのティータイムもいいなぁ。
次にご紹介したい国の料理は、インドです。
食堂インドはてんぶす那覇のすぐ近くにあるインドカレーが食べられるお店です。(以前の記事はこちら→
☆)ここのランチはメニューにある20種類以上のカレーの中から好きなカレーを2種類選ぶAセットと、1種類選ぶBセットがあります。どちらもナン、ライス、サラダがついています。Aセットにはタンドリーチキンも含まれています。
ボリュームいっぱいのランチセット。これはBセット(2人分)ですが、たくさん食べたい人やカレーを2種類味わいたいという人はぜひAセットを。
スパイスがたくさん使われているであろうインドカレーは、食べ進めるとだんだん体がポカポカしてきて暖まってきます。寒い季節に食べたい一品ですね。
ドリンクメニューにインドビール、インドワインがあります。店内の壁に貼られたメニューには「貴重なインドウイスキー入荷しました」というのもありました。インドのアルコールって馴染みがないから興味があります。
ちょっと休憩したい時にお茶を飲みながらゆっくりしたいという時は、台湾茶が味わえる
流求茶館が良いです。
台湾茶って、小さな茶器が木のトレイに乗せられていて、なんかどうやって飲むのかよく分からない!!と思われる方もいらっしゃるかなと思います。私も最初は全然分からなくて敷居が高い飲み物だなぁと思いましたが、こちらのお店では飲み方や茶器の使い方を丁寧に教えて頂けるのでそんな不安は不要で、台湾茶をおいしく楽しく飲むことができます。それでも難しそうだからちょっと・・・という方にはカップで提供して頂けるようですので相談してみてください。
台湾茶で有名なのは凍頂烏龍茶や東方美人茶でしょうか。それ以外にもたくさんの台湾茶があるから行く度新しいお茶に挑戦ができます。お店で茶器や茶葉の販売もしているので、お気に入りの台湾茶を家で味わう事ができます。
食事のメニューもあって、台湾の名物料理の一つ魯肉飯(ルーローファン)が食べられます。
店内はお茶に関する本や台湾の本が置いてあるので、お茶を飲みながらのんびり過ごすことができます。
世界各国料理で外せないのは、やっぱり中華。ということで店内の雰囲気も良い金燕楼(ゴールデンスワロー)をご紹介したいです。(以前の記事はこちら→
☆)
中国の食堂ってこんな感じなのかなぁってワクワクしてしまう店内です。市場の近くとかにあって、人がいっぱいで活気があるイメージでしょうか。ここの料理はどれもおいしいのですが、寒い時期は体を温めたいから辛い物がいいかなぁ。
四川麻婆豆腐
坦々麺
辛い物が苦手な人は四川麻婆豆腐はやめておいた方が良いと思います。唐辛子が何本も入っていて辛い辛い。山椒の香りも辛さを倍増しているような気がします。唐辛子のカプサイシン効果で体が温まるどころか暑くなるかも?!辛いけれどやめられない、そしてご飯が欲しくなります。
坦々麺、こちらも辛いけれど麻婆豆腐ほどではないかな?と思います。おいしいからオススメです。
最後はイタリア料理の代表、ピッツアが食べられるお店をご紹介します。
(画像は沖縄CLIPからお借りしました。沖縄CLIPの紹介はこちら→
☆)
病院通りから中に入ったところにあるBACAR OKINAWA (バカール オキナワ)です。お店に入ってすぐのところにピッツァを焼く窯があります。この窯で焼かれるピッツァがおいしい。
(画像は沖縄CLIPからお借りしました。)ピッツァの種類は2種類でこちらはその一つのマルゲリータです。もう一つはマリナーラ。
マルゲリータはトマトソースとバジルとチーズの3種類で構成されているシンプルなピッツアです。ピッツアの端っこのちょっと焼けた香ばしさもおいしさの一つかな。薄い生地だし、具があれこれ乗っていないからあっという間に食べきれてしまいます。やっぱりピッツァは焼き立てをすぐに食べるのがおいしいですね。
ピッツァ以外の料理もおいしいです。これは県産の自家製生ハム。これもとってもおいしいからおすすめです。
赤ワインをグラスで注文したら、ワイングラスじゃないグラスで登場。これは面白い。
この日はカウンター席に座ったので、すぐそばでピッツァの生地をのばして形を作っているところや、釜に入れるところが見られて面白かったです。一人で行ってピッツァが出来上がる様子を眺めながらワイン飲んでいても少しも飽きないだろうなぁと思いました。
世界は広いから一日で回るのはもったいないです。何日もかけてそれぞれの国の料理や文化を楽しむのは面白いですよね。那覇に限らず沖縄にはまだまだ世界各国の文化を楽しめる場所があります。そういう場所を訪れて、沖縄にいながら世界各国の文化を感じるというのも気軽で良いのではないでしょうか。