子供の頃、よく大人から「大人になったら物覚えが悪くなるから、脳がやわらかいうちにたくさん勉強しなさい。子供はすぐに覚えるのだから」といったようなことを言われていました。当時、「大人は色んなこと知っているんだから、物覚えが悪くなるなんて嘘だ。勉強しないで遊んでばかりいるから勉強させるために適当な事を言っているんだろうな」と思っていました。
もし、これを子供が読むことはないだろうけれど、学生さんや私より若い人たちが読んでいるならば、「今からでも絶対遅くないから今のうちに勉強しておいた方がいいよ」って言いたいです。小中学生の時に体験した事はよく覚えているけれど、大人になってからのことってあんまり覚えていないものなので、脳がやわらかいうちにたくさん勉強しなさいって私に言っていた大人たちは正しかったのだなぁと今になって痛感いたします。
というわけで、脳が衰えまくっている私ですが、これ以上劣化させるわけにはいきません!!
なので、お勉強をすることにしました。けれど目標がないとすぐに怠けてしまうので、検定を受けることにしました。世の中には履歴書に書けるような仕事に生かせる資格以外にも様々な検定があるのですね。私は教養がないということもあるので、
世界遺産検定を受けることにしました。
画像は世界遺産検定のサイトからお借りしました
年に何度か開催されているので、受けやすい検定ではありますが、沖縄で受験できるのは年に一度だけみたいなのです。それが今年の7月でしたので、3級と2級のダブル受験をしました。まずは2級のテキストを購入して、4月くらいから読み始めましたが・・・この世界遺産検定、ただ世界中にある遺産を覚えればいいというのではなくて、「どんなふうに世界遺産が登録されるか」といった事務的な内容が試験問題の2〜3割を占めます。あとの7割が世界遺産そのものの問題ということになりますが、どうせ勉強するなら7割の世界遺産の勉強をしたいですよね。そのほうがテキスト読んでいても楽しいし。けれどテキストの最初に勉強するのは世界遺産の基礎知識なのでテンションが全然上がりませんでした。
2級は世界遺産300の中から出題されます。300ってスゴイ数ですよね。一つずつ見ていくと世界史の内容が盛りだくさん。これは・・・カタカナが苦手で学生の頃は日本史専攻だった私にはだいぶキツイです。2級のテキスト読んでいれば3級は大丈夫だろうと思い、2級のテキストを7割読みましたが、全然頭に入らない(汗)世界遺産の勉強の方が楽しいだろうと思っていたのに、読み始めたら世界史が分からないから全く理解できない!これほどまでに脳が衰えているとは・・・。
これはまず過去問題を解いてみてどんな問題が出るのかをチェックしてみよう!と過去問題集を購入したのが、試験の一週間前(汗)残業続きで全然勉強ができませんでした・・・。
3級と2級のダブル受験で2級本命でと思っていましたが、2級は無理だなと思ったので3級の勉強に絞ることにしました。試験一週間前に(汗)それで問題を解いてみたのですが、初めて解いてみたらギリギリ合格点。別の問題を解いてみたら半分しか正解できませんでした。回答を見ながら2級のテキストで内容確認してみると、3級の内容が2級のテキストに記載されていないというものもあり、「これは・・・3級のテキストも必要かも(汗)まさか3級まで落とすわけにはいかにからなぁ」と思いました。
ということで試験の数日前に今更感満載の3級テキストを購入しまして世界遺産の登録に関わる基礎問題の部分を必死に読みました。ですが、過去問題を解いていると毎回似たような問題が出ていることが分かり、世界遺産の基礎問題と日本の世界遺産をきちんと覚えたら合格点いけるのでは?!ということが分かりました。試験前日までに過去問題は全て終わらせ、2回ずつ解いたら8割〜9割は取れていたので、まぁ3級は何とかなりそうかなという手ごたえがありました。
その代償として2級はもう過去問もやらずに本番を迎えましたけれどね・・・。
試験はまず3級からでした。受験者数は2〜30人くらいでしょうかね。高校生くらいから社会人まで幅広い年齢層でした。3級の試験時間は50分です。マークシート方式で4択です。
時事問題で今年(2015年)の世界遺産委員会の開催国がどこかというのと今年審議される日本の「明治日本の産業革命遺産」について、2014年に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」については問題が出るだろうなと思っていましたが、これが思った通りでした。世界遺産委員会開催国(ドイツ)は3級も2級もきちんと回答できました。けれど2級で出題された「富岡製糸場と絹産業遺産群」の今年4月からの新たな取り組みについては間違えてしまいました。
3級の試験の後、1時間あけて2級の試験でした。受験者は3級とは違い社会人が多いなぁと言う印象でした。会社か何かのグループ3〜4人で受験していたり、夫婦かカップルかで受けている人たちもいました。2級は試験時間60分です。マークシート4択というのは3級と同じです。2級は過去問全然解いていないし試験範囲が広すぎて半分以上曖昧な答えをマークしたし、全然分からない問題もありました。2級はもう完全にダメでした。
試験の翌日にネットで回答が掲載されるので、自己採点。3級は8割以上取れていましたので大丈夫!
そして2級はというと・・・まぁダメだったのですけれどね。何と、自己採点の結果、合格点まであと2点(1問分)足りませんでした(泣)
はぁぁぁー。ダメだと分かっていたけれど、まさかこんなにギリギリでダメだとはっ。勉強していなかったけれど、惜しすぎて残念。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の今年4月からの新たな取り組みについてを落としたのが勿体なぁったなぁ。出題されるだろうとヤマかけていたのだから、詳細をもう少し勉強しておけば良かったと思いました。ニュースで観光客が増えたから狭い路地に車がたくさんで地元の人が困っているといった報道を見ていたので、施設近くに観光客の車の乗り入れを禁止したのかなぁと選択したのですがそれは間違いで、入場料を1,000円に値上げしたのが正解でした。
先日、結果通知が届きました。通知が届く前に世界遺産検定のマイページで結果は確認しておりましたが・・・。
とりあえず3級は自己採点どおりの点数で合格しました!プラスチック製の認定証も一緒に同封されていました。最後に合格した検定は2年前の日商簿記検定3級。それ以来の認定です。やっぱり嬉しい!
ちなみに2級もマイページで認定されなかったことは確認していましたが、通知も来ていました。合格の3級と比べたら明らかに簡素な通知・・・。まぁそうですよね。
いやいや、合格が最良とは思いますけれど、脳の劣化予防のために勉強することにしたのだから、勉強もしていないのに合格してしまっては意味がない。だから引き続き勉強を続けて次回、沖縄で検定受けられる時に再度2級に挑戦したいと思います。勉強、がんばるぞーっ!!