タイトル入力しながら「日本式って何だよ」と自分でもツッコミを入れてしまったのですが、他に何と表現したら良いのかが分からずコレでいきます。そもそも「日本式」という表現は、「ん?沖縄は日本じゃないワケ?」と言われてしまいそうですが、「内地式」って表現も何だかなぁな訳でして。
何が言いたいのかと言うと、天ぷらって、衣がサックサクで天つゆまたは塩をつけて食べるものが一般的と言うか、日本の天ぷらと言えばこれだと個人的に思うのですが、沖縄の天ぷらは衣がサクサクでもないし、天つゆをつけて食べるというのでもないのです。
沖縄の天ぷらは、「衣が厚くフワフワでもっちり、食べる時はそのまま、またはお好みでウスターソースをつける」というものなんです。食材はもずくやサカナ、アーサー(あおさ)がポピュラーでしょうか。ウインナーや紅芋などもありますね、お店で100円程度で売られているから、気軽に食べられるのが魅力ですし、フワフワもっちりな衣の天ぷらは食べるとクセになります。
そんな訳で、沖縄の天ぷらは、沖縄県外の人が普段食べている天ぷらとはちょっぴり違うので、「日本式」と表現しました。今回ご紹介のお店は、沖縄式の天ぷらではない天ぷらが食べられるお店です。
那覇市壺屋にある天ぷら食堂桜囲。農連市場の近くにあり、お店は何度か見たことがあり、入り口のドアに書かれた「京風天ぷら」ってどんなのかなぁ?とずっと気になっていました。お世話になっている先輩からの勧めもあり、このたび初めて訪問しました。土曜日のお昼過ぎ、コの字型のカウンターテーブルのみの席はほぼ埋まっていましたが、お客さんが詰めてくださり、席を空けてくださいました。
入り口に券売機があるので、食券を買います。天ぷらのお店で食券機ってめずらしいです。気軽に天ぷらが味わえるという印象で素敵です。お値段もリーズナブルで、天ぷら定食880円と、1,000円以下で味わえます。
席に座って購入した天ぷら定食の食券を渡します。カウンターテーブルには漬物や野菜の佃煮が入った容器が並んでいて、自分の好みで選んで頂けます。上品な味付けでおいしい。家では野菜の漬物だけでこんなに種類豊富に揃えられないから、お代わりもしちゃいました。
サクサク衣に甘い玉ねぎ
ふわっとやわらかなキスの身が、軽いサクサクの天ぷら衣で包まれていました。おいしー!キスの天ぷらって、天ぷらのお店でないと食べられないですよね。とても上品なお味です。
天ぷらがおいしいのはもちろんですが、野菜のお漬物もおいしくて、白いご飯が進みます〜。あぁ、幸せすぎる。
揚げたての天ぷらがタイミング良く提供されます。かぼちゃの天ぷらとイカの天ぷらです。かぼちゃは熱々で素材の持つ甘さがたまらない。弾力のあるイカは硬さはなくて食べやすくてとてもおいしい。
ナスとエビの天ぷらです。エビはぜひ塩で召し上がってくださいとの事でしたので、塩で頂きました。エビの身がぷりっぷりだし、甘い!エビ好きにはたまりません。最高でした。油との相性の良いナスもとてもおいしかったです。
エビ、キス、イカと日替わりの野菜が3種味わえる天ぷら定食、これはかなり楽しめます!こんなにおいしい天ぷらが880円で味わえるなんて、かなりのお得なのではないでしょうか。
でもこの天ぷら定食、これでおしまいではございません!
何と!最後に天茶が味わえるのです〜!
白米の上に紫蘇の天ぷらがのっています。急須に入った出汁をたっぷりかけて、わさびを少しずつ溶かしながら召し上がってくださいと説明され、早速出汁をお茶碗に注ぎます。
紫蘇の天ぷらの中には、叩いてペースト状になった梅が入っていました。紫蘇と梅でさっぱりした味わいの天ぷらをたっぷりの出汁で頂くので、全然油っぽさを感じることはなく、スルスル、サラサラとあっという間に食べられてしまいました。ピリっとしたわさびのアクセントも絶妙でした。最後にこんなにおいしい天茶が食べられるなんて、本当に素敵。大満足です!ここはまたぜひお伺いしたいなと思います。次はアナゴが食べられるアナゴ天定食にしようかな〜♪
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ガイド要素は少ないけれど、ハマれば面白いと感じるかと。 |